ヤマトホールディングス(以下、YHD)傘下のヤマト運輸は、EC事業者向け新配送商品「EAZY(イージー)」を提供開始すると発表した。

EAZYは、EC利用者・EC事業者・配送事業者の全てをリアルタイムなデジタル情報でつなぐことで、購入・配送・受け取りの利便性と安全性、効率性を徹底して向上させ、ECの持続的な成長を実現する「ECエコシステム」の確立に向けた新配送商品となっている。

具体的には、まず非対面での受け取りニーズの多様化へ対応。またEAZYでは配達員が配達する直前までWEBサイトで受取場所の変更が可能になる。

配達完了後には、リアルタイムに配達完了メールが利用者に通知され、非対面での配達を指定した場合は、メールに記載されているURLから、配達員が荷物を置いた場所を撮影した写真を確認できるとのことだ。

同サービスは、6月24日からZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」および「ZOZOTOWN PayPayモール店」にて提供を開始。

また、6月25日からはヤフーが運営するオンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に出店しているストアからの申込受付を開始するとしている。

ヤマト運輸は10月以降、EC事業者のサイト内で受取場所を予め指定できる機能を追加すると共に、これまでのコンビニエンスストアやPUDOに加え、約1万店の宅急便取扱店も新たな受取り場所として順次拡大していく方針を示している。

さらに、よりセキュリティの高い個人情報レス伝票の開発や何軒後に荷物が配達されるかがわかるリアルタイムトラッキングシステム、国土交通省に選定された「顔認証システムを活用した配送効率向上」による顔認証やスマートキーを活用したイエナカ配送などの受け取り機能の追加も予定しているとのことだ。