Appleが、世界開発者会議(以下、WWDC20)について、これまでに開催されたWWDCで最大規模となることを発表した。
2020年で31年目になる同イベントは、新型コロナウイルスの影響で、オンライン開催となることが発表されており、今回、詳細が明らかになった。
WWDC20は、2300万人以上を擁するAppleのグローバルな開発者コミュニティをオンラインに集結させるという過去に例のない試みで、米国時間の6月22日~26日に開催。
基調講演イベントは Apple Park から直接、apple.com、Apple Developer アプリケーション、Apple Developer ウェブサイト、Apple TV アプリケーション、YouTube を通じてストリーミングで配信され、配信終了後はオンデマンド再生により視聴できる予定であるという。
Platforms State of the Unionでは、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS すべての最新の進化を深く掘り下げ、Appleでエンジニアリングを担当するリーダーたちの声にダイレクトに聞くことができる。
基調講演イベントは、中国の視聴者向けに、Tencent、iQIYI、BilibiliYoukuでもストリーミングで配信される予定とのことだ。
また、WWDC20の2日目からは、開発者が次世代のアプリケーション開発を学ぶのに欠かせない、Appleのエンジニアたちのリードによる技術とデザインにフォーカスした100以上のセッションが提供されるとしている。
さらに、まったく新しくなったApple Developer フォーラムでは、開発者コミュニティとAppleのエンジニア1,000名以上をつないで、エンジニアが質問に対して回答したり、技術的なディスカッションにも対応。誰でもトピックを検索したり、フォーラム内で行われているディスカッションをフォローすることができるという。
なお、質問を投稿したり、Appleのエキスパートから直にアドバイスをもらえるのは、Apple Developer Program メンバーに限るとのことだ。
6月23日から26日は、Appleのエンジニアとの面談をリクエストし、マンツーマンの技術指導や、新機能の実装方法について詳しい説明を受けることができる開発ラボを実施。
また、同社は、WWDC20開催に先んじて、6月16日にSwift Student Challenge の入賞者を発表するとのことだ。