Airbnbは、旅行と経済成長を促進するために、世界中の地域コミュニティとの一連のパートナーシップを発表した。

なお、今回の発表は、新型コロナウイルスの世界的大流行の影響から回復するために、旅行業界が最初の一歩を踏み出したことを受けたものであるという。

Airbnbは自治体や団体と協力して、地域コミュニティに経済的利益をもたらす方法で旅行を再開できるよう支援。また、新しいプログラムを発表し、世界中の自治体や観光団体、慈善団体への協力をするとしている。

例えば、アメリカ合衆国国立公園基金は、Airbnbのゲストと目的地近くにある公園を結びつける全国的なマーケティングキャンペーンを行うという。

今回の提携を通じ、同社は、旅行データや知見を共有するとともに、各自治体や団体がAirbnbのプラットフォームやチャネルを活用し、世界中の何億人もの人々に提供できるようにするという。

また、旅行を通じて地域経済を支援するための新たなイニシアチブである「Go Near – 身近にある、特別な旅」キャンペーンを実施するとのことだ。

5月に実施したAirbnbのアンケート調査では、米国の半数以上の調査対象者が、次の旅行は日帰りのドライブ旅行を希望すると回答。近距離旅行の需要に応えて、Airbnbはアプリとホームページを更新し、地域の旅行アイディアを紹介するという。

なお、現在、米国での旅行が回復傾向にあるという。5月17日〜6月6日におけるAirbnbでの米国の国内旅行の予約数は、前年の同時期を上回る数値となり、米国で予約された宿泊のうち、スーパーホストの宿泊先が55%を占め、前年同期比10ポイント増加したとしている。

Airbnbは、引き続き政府当局の指示に従い、安全かつ責任ある旅行を奨励し、ゲストが安心して過ごせることを保証していくとのことだ。