NTTドコモ・ベンチャーズ(以下、NDV)は、同社が運用するファンドを通じて、バーチャルコンサートの配信プラットフォームを提供するWAVEXR, Inc.(以下、Wave社)に出資したと発表した。
Wave社のプラットフォームでは、アーティストがモーションキャプチャーデバイスを装着することで、バーチャル空間にアバターとして登場し、コンサートを開催、配信することが可能となっている。
これにより、アーティストはバーチャル空間ならではのエンターテインメント性の高い演出を実現できる。
また、観客はソーシャルメディア経由でコンサートに参加し、コメントや拍手といったインタラクティブなアクションにより、アーティストと空間をリアルタイムに共有できるという。
リアルコンサートと比較すると、会場代等の運営コスト軽減に加え、地理的・規模的な参加者の制限を越えたコンサートを実現している。
なお、将来的には、集客力のあるインターネットプレイヤーとの協業により、応援グッズなどの仮想アイテム販売や投げ銭などの新たな市場の開拓も期待されている。
Wave社のビジネスは、NDVの新エンターテインメント体験を創造しようとする取り組みと親和性が高く、これらの分野に新たな価値創造に貢献するものと期待していることから、今回の出資に至ったとのことだ。
今後、Wave社とNDVとのサービス連携を支援することで新たなエンターテインメント領域における価値創造に向けた取り組みを進めていくとしている。