オムロン ヘルスケアは6月9日、皮膚に接触することなく額から放射される赤外線で体温を測定できる「オムロン 皮膚赤外線体温計 MC-720」1万本を全国知事会に寄付すると発表した。

今回寄付する皮膚赤外線体温は、約1秒で額で測定できる非接触型の体温計。被測定者の皮膚に接触することなく、額の中心から1~3㎝離れた距離で検温スイッチを押すだけで体温を測定できる。

非接触かつ短時間で検温できるため、病院、事業所や学校など多くの人を対象とした検温スクリーニング作業を簡単かつスピーディに行うことが可能であるとしている。

また、本体に25回分の検温データを蓄積できるため、過去の記録をさかのぼって確認できるという。

同社は、非接触の皮膚赤外線体温計を全国知事会に寄付することで、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぎ、国民が安心して毎日の仕事や日常生活を送ることができるよう、医療機関や介護施設、学校、集会所などにおける集団の検温ニーズに応えていくとのことだ。