6月6日、日比谷線に虎ノ門ヒルズ駅が開業した。日比谷線全線開業から56年で初の新駅となる。

新型コロナウイルスの影響により、セレモニーなどは行われることはなく、感染症拡大防止対策と駅窓口の混乱防止を図るため、「特別補充券」の発売もされない開業となった。

虎ノ門ヒルズ駅は、銀座線虎ノ門駅と乗換駅になり、銀座線・丸ノ内線・日比谷線の銀座駅と有楽町線の銀座一丁目駅を乗換駅として利用できる。

なお、東京メトロはこれによる定期乗車券や回数乗車券の区間変更および払いもどしを7月31日まで取り扱うとしている。

新駅は、周辺に「虎ノ門ヒルズ森タワー」があり、6月には「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」の開業も予定されており、再開発ビルの建設が進んでいる。また、バス高速輸送システム(BRT)などのバスターミナルがビジネスタワー1階に設けられ、近辺の駅も多いことから新たな交通拠点になることが見込まれている。

さらに、東京メトロは、新駅開業に伴い、いったん改札口を出場して乗り換える場合の乗換え時間が、これまでの30分から60分に変わると発表した。