アストロスケールホールディングス米国拠点は、イスラエルで人工衛星寿命延長等のサービスを行う、エフェクティブ・ スペース・ソリューションズ(Effective Space Solutions)社の知的財産権を取得し、R&D 拠点従業員を雇用する正式契約締結を発表した。

これにより、アストロスケールは軌道(LEO)から静止軌道(GEO)までを対象とした軌道上サービスを提供する唯一の民間企業となる。

同社は今月、軌道上サービスの市場を開拓するべく、独立系データセンタープロバイダーのアイネットを新たな投資家として迎え入れ、シリーズEの資金調達を開始。

これまでの複数回の資金調達により、累計140百米ドル(約157億円)を調達しており、 年内達成予定のシリーズEにより、強固なポートフォリオを構築し、デブリ低減のための軌道上サービスを加速する狙いだ。

アストロスケール米国拠点、社長兼マネジングディレクターのロン・ロペス氏は以下のように述べている。

当社はこれまで、低軌道上のデブリ除去サービスの先駆者として認知して頂いておりましたが、今度は静止軌道における衛星寿命延長サービスの分野も先導していきたいと考えています。アストロスケール米国拠点は、米国宇宙産業の一員として誇りを持ち、民間の衛星運用者や米国政府、世界中のパートナー機関へのサービス提供の開始を待ち望んでいます。