豊田通商とグループ会社のCFAO SAS(以下、CFAO)は、アフリカにおいて新型コロナウイルス感染症が拡大している中、現地で活動する国連機関ならびに各国政府・公的機関に対して、トヨタ車のメンテナンス部品、フェイスシールド、消毒用アルコール、食料品などの提供・支援を行うことを発表した。
具体的には、トヨタ自動車の協力のもと、支援先となる国連機関が保有するトヨタ・ランドクルーザーを対象に、車両メンテナンス部品を今後1年間にわたり無償提供していくほか、トヨタグループにて製造のフェイスシールドを提供する。
また、アフリカ各国のトヨタ代理店と連携して、各国政府・自治体などに対しても車両無償リースやメンテナンス部品供給する。
コートジボワール、コンゴ共和国においては、保有する多目的工場、ビール工場の機能を活用し、消毒用アルコールの生産と提供を実施するとのことだ。
同取り組みは、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組む医療従事者や政府・自治体などに対し、トヨタグループが力を合わせて支援する取り組み「ココロハコブプロジェクト」の一つとしている。
現在、アフリカ地域では感染が拡大しており、今後、同地域における深刻な経済停滞に加えて、医療環境や食料問題の悪化が懸念されているという。
豊田通商グループは、アフリカに深く根差し、アフリカの人々と共に成長する長期的な視点を持ち、同地域で事業を展開する「WITH AFRICA FOR AFRICA」という理念のもと、今回の支援を実施するに至ったとしている。