医師とエンジニアが創業したヘルステックスタートアップであるUbieは、総額約20億円の資金調達を実施したと発表した。

引受先は医薬品卸を主要事業とするスズケンで、同社が有する約240支店と連携し、サービスの普及・拡大を推進するという。

現在、日本の医療現場では、医療者の過重労働が問題となっており「医師等の働き方改革」による生産性向上が課題になっているという。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により医療における課題はさらに深刻さを増している。

同社は、このような状況を受け、生活者と医療をつなぐためのサービス開発および提供体制の拡充が急務であるとし、今回調達した資金でこれらを行うという。

また、事業の急速な成長に伴い、まずは全ての職種において人材の採用を積極的に進め、カスタマーサクセスとマーケティングの強化を実施していくとしている。

さらに、国内での提供・改善を重ねた先にはグローバル展開も見据えており、日本の技術をもって世界中の健康に資する事業を展開していくとのことだ。