日本経済新聞社は、6月22日から、特設サイト「Cannes PR Lions 10 Year Exhibition」をオープンする。これに先立ち、6月1日からは事前公開コンテンツも閲覧可能だという。
同サイトは、毎年6月に開催されてきた「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(以下、カンヌライオンズ)」におけるPR部門の過去受賞作を紹介するもの。カンヌライオンズは、フランスのカンヌにて全世界のクリエイティブやコミュニケーションキャンペーンの優秀事例をグローバルな視点で評価するアワード。
カンヌライオンズでPR部門が設立されてから10年を経た今、昨今の社会課題解決型コミュニケーションへの関心が高まっており、今後の各企業のコーポレートコミュニケーション戦略策定のヒントとなることを目的としている。今年は新型コロナウイルスの影響により、カンヌライオンズ自体の開催は中止となっている。
具体的な展示テーマは、近年カンヌライオンズでも議論されることの多い、下記の10テーマを選び、受賞作を掲載予定という。
- ジェンダー問題(女性のエンパワーメント、男女格差解消)
- ダイバーシティ(LGBTQ)
- インクルーシブネス(障碍者)
- 銃犯罪撲滅
- 難病/疾病啓発
- DV&児童虐待&いじめ
- 人種差別
- 環境問題
- 交通事故防止
- フード&ヘルスケア
なお、6月22日からの本オープン時には、コロナ禍で実施された世の中を元気にするために世界各地で行われた取り組みなどを取り上げ、そのPRエッセンスを紹介するという。閲覧は無料。
日本語字幕・解説付きのこのサイトでは、50の受賞作品について詳しく紹介しており、わかりやすいものとなっている。