Uberは、緊急事態宣言が解除されたことを受け、久しぶりにサービスを利用する際にユーザーに知っておいて欲しいことについて発表した。

同社は、緊急事態宣言が発令されている期間を含んだ2か月間、Uber のテクノロジーチームと安全対策チームはUberのドライバーと配達パートナーの安全を確保するための新たな対策を構築すべく取り組んできたという。

具体的な内容は、まず、ドライバーや配達パートナーは今後、オンラインになる前に必ず、新しい乗車前チェックリストを使って、安全対策を実施済みであることと、マスクを着用していることを確認するよう求められるとのことだ。

新たに導入した機能によって、ドライバーには「自撮り」を撮影するよう求め、マスクの着用が確認できたら、ユーザーにメッセージで通知されるという。

なお、この機能は、写真に写るマスクを「モノ」として検知するため、生体情報を処理したり、マスクをつけたセルフィーとUberデータベースに保存されているドライバーの写真を比較するものではないとしている。

この方針は、6月末まで適用され、その後は各国の公衆衛生上の状況に応じて判断するとのことだ。

また、これに伴い、ユーザーにもチェックリストを導入。乗車の前に毎回、自分のマスクの着用や手洗い、手の消毒といった予防策を講じていることに確認を求めるとし、座る位置は後部座席、窓を開けて換気することなどに同意をしてもらうという。

さらに利用者の人数は、最大推奨乗車人数を4名から3名に変更するとのことだ。

マスクに着用に関しては、ユーザーもドライバーも着用していない場合は、乗車の拒否やキャンセルが可能に。ユーザーおよびドライバーの双方向のフィードバックに、「マスクを着用していない」という新たな項目を追加しているという。