ITbookテクノロジーと、NTTデータグループのハレックスは、8月よりITbookテクノロジーの環境センシングサービス「みまわり伝書鳩」に、ハレックスが提供する気象システム「HalexDream!」の気象予報データを融合し、新たな防災IoTサービスを提供することを発表した。
みまわり伝書鳩は、設置地点の現在の環境情報をクラウド経由でリアルタイムに確認することができる。
新サービスでは現在のデータと今後の予報(温度、雨量、風速、流域雨量指数、土壌雨量指数)を融合することで、この先取るべき現場レベルの意思決定を強力に支援するとのことだ。
各種気象予報データはみまわり伝書鳩の計測データと連動しグラフ表示することで、視覚的にイメージを持つことができるという。
また、設定した予報レベル(注意、警戒、危険)にあわせたメール配信機能や、ため池の排水ポンプ稼働情報と連携し、気象予報だけでは実現できなかった、水位の今後の傾向や下流域への排水情報の提供も可能になるとしている。
同社はこれらの新防災IoTサービスを地方自治体や地域住民へ提供し、災害予測情報に基づく避難指示や避難誘導に役立て、防災IoTサービス事業として今後5年間で約30億円を売り上げる計画を示している。