医療従事者へ食品を無償支援するプラットフォーム「WeSupport」は、5月29日より、神奈川県と連携し、神奈川県で新型コロナウイルス感染症の予防や治療にあたる医療従事者への食品支援の取り組みを開始することを発表した。

WeSupportは4月20日に設立され、食品を無償協賛するサポート企業73社の協力をうけ、東京都の感染症指定医療機関を中心に、現在29カ所の病院へ支援を行っている。

週2回程度の頻度で継続的に食品を届けており、食品の支援数は、延べ7万5千人分を超えたという。

今回の連携により、神奈川県は、支援が必要な医療機関の情報や、支援を希望する県内の企業をWeSupportへ紹介し、WeSupportが神奈川県の医療機関へ5月29日より順次配送を開始するとのことだ。

支援対象は「神奈川モデル」(※)に協力をしている医療機関を予定。

食品協賛を行うサポート企業は、オイシックス・ラ・大地、味の素、亀田製菓、サントリーホールディングスなど全73社としている。

※1:「神奈川モデル」:クルーズ船で発症した多数の患者を受け入れた経験を踏まえ、増加が懸念される中等症の患者を集約する県独自の「重点医療機関」を指定。軽症・無症状の患者は自宅や宿泊施設で経過観察とする神奈川県独自の新たな緊急医療体制。