ソフトバンク、新卒採用にAIを導入 選考作業にかかる時間削減へ

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ソフトバンクは、新卒採用選考において応募者をより客観的かつ統一された軸で評価することを目的に、動画面接の評価にエクサウィザーズと共同開発したAI(人工知能)システムを、2020年5月末から導入することを発表した。

同社は、応募者の選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減することを目的に、総合職のエントリーシート選考後に実施していたグループディスカッションや集団面接を1月に廃止し、以前からインターンシップの参加者選考で導入している動画面接へ変更している。

今回開発したAIシステムは、インターンシップの選考で提出された動画データと、熟練の採用担当者による評価などをエクサウィザーズの動画解析モデルに学習させることで、新たに提出された動画の評価を自動で算出することができる。

このAIシステムが合格基準を満たすと判定した動画については、合格として次の選考を行い、不合格と判定した動画については人事担当者が動画を確認し、動画面接の合否を最終判断することで選考の正確性を担保するという。

また、同社は、今回のAIシステムの導入により、動画面接の選考作業にかかる時間が約70パーセント削減されることを見込んでいるとしている。

なお、この創出された時間を、就労体験型のインターンシップの拡充や求めるスキルを持つ人材へのアプローチなど、応募者とのマッチングを促進するための新たな取り組みに充てていくとのことだ。

同社は、今後もITの積極的な活用により新たに創出した時間で、応募者とソフトバンクにとって最適で、より戦略的な採用に注力していくとのことだ。

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