TikTokは、新型コロナウイルスの影響により、困難な状況にある人をサポートする民間非営利組織の活動を支援する「新型コロナウイルス緊急支援助成プログラム」を開始したことを発表した。
このプログラムでは、新型コロナウイルス感染症対策の影響により、特に支援の必要性が高まっている5つの分野、「家庭にいられない青少年の自立支援」「DV・性暴力被害者の支援」「障害のある方の支援」「ホームレス・ネットカフェ等住居喪失者の支援」「自殺予防」に取り組むという。
また、特に支援の手が届きにくい困難に直面する人々を重点的に支援するために、特定非営利活動法人日本NPOセンターと連携。合計6つのネットワークを通じて、都市部だけでなく、全国の地域社会で支援活動を展開する30以上のNPO・事業所に7,000万円の寄付を実施するとのことだ。
具体的には、新型コロナウイルスの影響により作業所が閉鎖されてしまった障害者の仕事の創出や、障害のある人が芸術文化活動を継続するための支援、そして生活のためのアルバイト先などが休業になり生活困窮の危機にある若者の生活支援を行う。
また、外出自粛要請により増加傾向にあるDV・虐待被害者の緊急避難の支援や、ネットカフェ閉鎖により行き場のなくなってしまった人やホームレス状態の人々への衛生物品・生活物資等の提供、さらに困窮・孤立による自殺を防止するための相談活動支援も実施する。
同時に、TikTokは日本NPOセンターと連携して、TikTokユーザーとともに、日本の社会課題の可視化と解決に取り組むプロジェクトを立ち上げ、「課題ラボ」TikTok公式アカウントを6月に開設する予定だという。
同アカウントでは、ショートムービーの特性を活かして、今の日本の社会課題をわかりやすく発信していくとのことだ。