Googleは5月21日、デジタル技術を活用して、プライバシーを保護しながら新型コロナウイルスへの暴露の可能性を知らせる「Exposure Notification」 のAPIを提供開始すると発表した。
同技術は公衆衛生機関が利用でき、Androidおよび iOS 搭載端末上で動作する API だ。Apple と Google が提供する技術は、公衆衛生機関が独自に開発するアプリがより効果的に機能するように設計されているという。
この技術は端末の位置情報を収集・利用しないだけでなく、ユーザーは Exposure Notificationの機能を有効にするかどうか自体を選択することが可能になっている。
新型コロナウイルス感染症に罹患した人が、公衆衛生機関が提供するアプリで陽性の診断を報告するかどうかも、ユーザー次第が選ぶことができるという。
Exposure Notificationは、感染症の拡大時に公衆衛生機関が用いる最も効果的な対策のひとつである、濃厚接触者を追跡調査する「コンタクト トレーシング」という取り組みを支援するために開発されたとのことだ。