夏の甲子園が中止に 新型コロナを懸念

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日本高等学校野球連盟などは、5月20日、全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、同大会を中止することを決定した。

同大会は今年で102回目。2020年8月10日に開幕予定となっていた。運営委員会は、オンラインで開かれ、続いて行われる理事会で正式決定するという。

なお、春の選抜高等学校野球大会も、史上初めて中止されており、甲子園大会が春夏とも開かれないのは戦時中を除けば初めての事態になるとのことだ。

同大会には、全国からの生徒の移動や宿舎での長期間の集団生活が避けられず、感染リスクが高いことが開催断念の大きな要因になったとされている。

さらに、政府からの緊急事態宣言を受け、部活動を再開できる時期が不透明な地域もあり、代表校49校(東京・北海道が2校ずつ)を決める地方大会を、同大会開幕までに終えることが難しい状況にあるとのことだ。

なお、同連盟は、同日に全国高等学校軟式野球選手権大会の中止も発表。全国高等学校軟式野球選手権大会は、今年で65回目。8月26日から6日間、兵庫県・明石トーカロ球場(明石市)、ウインク球場(姫路市)において開催予定となっていた。

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