電気や水道メーターの検針を自動化 作業員のミス防止や作業効率化に

Deep Vision株式会社は2020年5月12日、後付け型AIスマートメーターシステムにより既設の電気・ガス・水道などの遠隔検針を可能にする「OCR式LPWA自動検針サービス」を2020年6月から販売開始予定だと発表した。

OCR式LPWA自動検針サービスを活用することで、遠隔での検針が可能になる。遠隔での検針が可能になることで、検針員による目視検針業務の自動化、作業員が設備の点検・監視業務に費やす時間を短縮し、記録ミス防止につなげる。

自動検針システムで作業の容易化、効率化へ

自動検針システムを導入することで、検針を自動化し使用状況をパソコンやスマートフォンから確認できるようになるため、公共料金の検針の効率化が見込まれる。

Deep Visionのメーター自動検針サービスでは数値を撮影するカメラと高精度のOCR機能、そして無線通信機能を備えたアタッチメントを提供する。さらに、マイクロコンピューターに搭載した組み込みAIエンジンにより、読み取った数値をデータの集計や解析をし、追加学習やモデルの再配信によって、高精度の信頼性を保持する。

自動検針化により、今後の検針員の人手不足、運用面での作業数削減、使用状況の可視化や省エネなどの付加サービスを提供することで作業の効率化を実現する。ちなみに、AIスマートメーターは電池交換なしで8~10年間使用可能だ。

日本初の自動検針のサブスクリプションサービスとして、Deep Visionは「¥0プラン」「スモールプラン」「スタンダードプラン」「プロフェッショナルプラン」「エンタープライズプラン」の5種類の料金体制を用意している。申し込み最初の1ヵ月はお試し期間として¥0プランを利用でき、翌月から使用メーター1台につき月額500円で提供する予定だ。

Deep Vision株式会社はOCR式LPWA自動検針サービスの販売開始に伴い、今後は販売パートナー企業を募集する。あわせて、産業設備の巡回点検や設備監視を自動化、効率化を目指して導入企業やユーザーの多様なニーズに応える、広範囲に渡るサービスを実施していく。

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