Amazonは5月14日、20~60代の日本全国の男女1,000名(以下、一般生活者)ならびにスマートスピーカー利用者の男女500名(以下、利用者)を対象に、「スマートスピーカーおよび音声アシスタントに関する調査」を実施し、その結果を発表した。

調査結果は以下のとおり。

  • 約7割が「外出先からの操作」「音声での家電操作」に満足
  • 75%が「『ながら作業』ができるようになった」と実感
  • 「あらゆるものが音声で操作できる」と約8割が回答

約7割が「外出先からの操作」「音声での家電操作」に満足

スマートスピーカーの利用者に、利用前に活用したいと考えていた機能を聴いたところ、上位は音楽を聴く(74%)、天気予報を聞く(72%)、ニュースを聞く(61%)、アラームやタイマーの設定(59%)、時間の確認(53%)となった。

一方で、利用後に満足に感じている機能については、音楽を聴く(78%)、スマホと接続して外出先から操作(76%)、アラームやタイマーの設定(75%)、音声による家電の操作(71%)、ラジオを聴く(68%)、といった機能であるとのことだ。

また、利用前の期待度はさほど高くなかったものの、利用後の満足度が高かった機能として、お気に入り写真を投影(67%)、ビデオ通話を利用(65%)、音声操作でネットショッピング(58%)なども挙げられている。

75%が「『ながら作業』ができるようになった」と実感

利用者にスマートスピーカーを利用して良かった点について聞いたところ、「家事や育児をしながら天気予報を確認するなど『ながら作業』ができるようになった(75%)」、「家事や育児、仕事が効率的にできるようになった(45%)」など、ハンズフリー操作による家事や育児の効率化についての声が寄せられた。

また子どもがいる30、40代女性からは、「子どもの好奇心への刺激になった(75%)」との声も。

一方で、「思っていることと違う回答が返ってくる(52%)」、「自分の言葉(単語)を正確に聞きとってくれない(44%)」、「長文で話しかけると理解してくれない(39%)」といった、音声アシスタントとよりスムーズなやりとりを期待する声も挙げられたという。

「あらゆるものが音声で操作できる」と約8割が回答

一般生活者の約8割が「あらゆるものがオンラインでつながり、音声で操作できるようになる(80%)」と考え、約7割が「高齢者や子どもの見守りが容易になる(69%)」と感じているという。

この傾向はスマートスピーカーの利用者ほど顕著で、約9割が音声操作の可能性(89%)や見守り機能(77%)について、期待感を示しているとのことだ。

【調査概要】
調査名:「スマートスピーカーおよび音声アシスタントに関する調査」
調査対象地域:日本全国
調査対象:
■スマートスピーカー利用者587名
20~69歳の男女でAmazon Echoシリーズをはじめ主要各社のスマートスピーカーを現在利用している人
■一般生活者1,034名
スマートスピーカーの利用有無にかかわらず、20~69歳の男女でアンケートに回答した人
(集計サンプルを人口構成比に合わせて回収)
調査期間:2020年3月6日(金)~7日(土)
調査方法:インターネット調査