合同会社SNAPLACEは5月7日、AIの画像解析を活用してインスタグラマーの才能を発掘し、それを求める企業とマッチングするサービス「スナップレイス・タレント」に登録しているインスタグラマーの総フォロワー数1,000万人の突破を発表した。
それを記念して、インスタグラマーの画像解析の結果と企業ニーズの傾向から、いま企業から求められているインスタグラマーのスキルが公開された。
今一番「物撮り撮影」が求められている
今、企業がインスタグラマーに求めているスキルは、撮影代行およびPR投稿の案件で以下のようになった。
撮影代行で最も求められている技術は「物撮り撮影」とのことだ。ニーズが非常に大きい一方、物撮り撮影ができるインスタグラマーは少なく、需要超過の状況だという。インスタグラマーとして稼ぐには、物撮り写真をインスタグラムに載せるのがポイントだ。
物撮り撮影の例
次いで求められるスキルは、自身が商品を着用した写真、料理写真がランクインした。特に料理写真は、企業の商品を使って料理し、テーブルに置いて撮影する案件が圧倒的に需要が高く、稼げるチャンスだという。
モデル着用撮影の例
インスタグラムに写真投稿で稼げるチャンス
SNAPLACEは、インスタグラムなどのSNS投稿を独自のAIで分析し、SNS映え度合いが高いと想定される国内外の約8,000スポットを紹介する、日本最大級のSNS映え観光情報サイト「スナップレイス(https://snaplace.jp/)」を運営している。
また、SNAPLACEが運用する「スナップレイス・メディア」に登録すると、AIにSNS映えすると判断し抽出された写真は、テレビや雑誌、新聞などのメディアに紹介してもらえる。掲載された写真は、収益が生じた場合に一部報酬がもらえる。
スナップレイス・タレント(https://snaplace.biz/)は、AIがスナップレイス・メディア会員のSNS投稿を分析し、その中で選出された会員のみが登録できるという。スナップレイス・タレントでは、インスタグラムの運用代行や写真撮影代行、インフルエンサーPRなどの企業案件を紹介している。
インフルエンサーの信用度をスコア化
SNAPLACEにくわえて、株式会社A(エース)も企業とインフルエンサーのマッチングサービスを実施している。エースはAIを活用して、インスタグラムのいいね機能に変わる新たな指標を生み出した。
エースは2020年1月27日、インフルエンサーの信用度をスコア化したマーケティングプラットフォーム「A stream」の提供開始を発表した。
画像:公式サイトより
従来、企業がPR施策時に起用するインフルエンサーの評価軸は、フォロワー数やいいね数から測るエンゲージメント率が中心だった。一方で、インスタグラムはいいね数を非表示にするテストを始めたため、評価方法の見直しを迫られた。
エース社は、5万人以上のインフルエンサーを運用するなかで、過去の施策や
PR効果、各投稿に対するエンゲージメント率などの膨大なデータを蓄積していた。このデータをもとに、エース社はインフルエンサーの信用性を数値化し、新たな指標で評価していくという。