Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコムと、テクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進するLayerXが、業務提携したことを発表した。
今回の提携では、変革を求められている大企業や行政機関の電子契約導入に向けた業務設計およびシステム開発をLayerXが担い、組織ごとに必要となるAPIや署名技術などにをクラウドサインが担当するという。
共同で技術開発を進めることにより、あらゆる組織規模や環境下に対応する電子契約の導入と運用を目指すとしている。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大により、在宅勤務への移行に伴う業務プロセスの変革が求められているが、現状押印業務のための出社などが社会課題となっている。「紙・ハンコ・FAX」に関わる業務のデジタル化を急速に進めたいと考えている企業が増えている。
また、大規模な組織における電子契約の導入には、紙と判子で契約締結していた業務設計の見直しや文書管理の権限設計などが課題となっているという。
この状況を改善するべく、両社は、電子契約の導入障壁となる様々な業務プロセス改善に取り組み、企業・行政機関の生産性向上と経営課題の解決につながるデジタルトランスフォーメーションを提案・実現していくとのことだ。