クボタが、オランダのスタートアップ企業「Aurea Imaging」(以下、Aurea社)との1年間の戦略的提携を結んだことを発表した。
クボタの持つ機械の技術と、Aurea社の技術を組み合わせた果樹栽培システムの自動化の実現性について、実証実験を進めていくとのことだ。
クボタは、果樹栽培は農業の中でも機械化が進んでおらず、今後成長が期待される分野であるとしており、これまでに果樹栽培における先端技術を持つスタートアップ企業3社への出資を決定している。
Aurea社は、ドローンやIoTセンサーで入手したデータにAIを組み合わせることで、果樹園などにおける収量予測や土壌マップ作成などのサービスを手掛けており、ドローンのマッピングサービスで豊富な実績を持つという。
今回、同社は欧州における果樹栽培システムの自動化の実現可能性を検証するため、また、Aurea社のサービスのさらなる発展に向け、共同で1年間の実証実験を行うことを決定したとのことだ。
この提携を通じて将来的には、同社が注力する果樹栽培分野において、トータルソリューションを提供できることをめざすとしている。