ユニセフが、新型コロナウイルス感染症の影響が世界的に広がる中、「子どもたちを守る(Protect our Children)」と題する共同声明に、日本を含む169の国・地域の政府が賛同したと発表した。
同声明では、新型コロナウイルスの拡大やその予防のための措置が、子どもたちの成長や健康、教育、安全に影響を与えていること、その影響が今後も続くことを深く懸念し、SDGsの達成にも影響するかもしれないとしている。
そして、子どもに必要な教育や保健医療等を提供し、子どもをあらゆる暴力から守ること、子どもの権利を守ること、変化の主体である子ども・若者たちとも協力して、この事態に対応していくことを約束するという。
なお、この声明は、子どもとSDGs関心国グループ(Group of Friends of Children and the SDGs)(※)、欧州連合(EU)、中南米諸国グループ(GRULAC)の呼びかけで取りまとめられたとのことだ。
(※)持続可能な開発目標(SDGs)の採択に向けて立ち上げられ、ニューヨークでの様々な政府間交渉において、子どもの課題や子どもの権利に焦点があてられるよう働きかけることを目的とした関心国グループ。現在、日本を含む64カ国が参加し、ユニセフが事務局を務めている。