ワタミが、スーパーマーケットなどを運営するロピアと出向基本契約を締結したことを発表した。

緊急事態宣言延長に伴い、休業中のワタミ従業員がロピアの展開する食品スーパーマーケットに出向する新たな人事交流の取り組みを開始する。

ワタミは、政府が発令した緊急事態宣言を受け、4月13日からワタミの国内外食店舗約400店で休業しており、外出を控え自宅で過ごしている従業員が多い現状だという。

一方、首都圏1都3県に48店舗を展開するロピアは、食品や日用品の需要拡大により客数が増加し、従業員の雇用確保が喫緊の課題となっている。

こうした現状を受け、両社は出向基本契約を締結。業界の垣根を越えて人事面での交流を図ることで、休職扱いになっているワタミの従業員に働く場所を確保するとともに、雇用を増やしたいというロピアのニーズに応えていくとしている。