カバーが、VTuber事業の強化を目的に、第三者割当増資などにより総額約7億円の資金調達を実施したことを発表した。同社の累計資金調達額は、今回の資金調達を含めて、約10億円になったという。
ホロライブプロダクションは、2017年9月「ときのそら」のデビューを機に運営を開始したVTuber事務所。日本と海外含めて約50名のVTuberが所属しており、YouTube、Bilibiliの累計チャンネル登録数は1,500万人を超え、日本だけでなくアジア圏を中心に海外でも人気のVTuber事務所となっているという。
また、同事務所は海外展開を積極的に行っており、2019年1月には中国の動画配信サービス「Bilibili」での活動をいち早く開始した他、2019年9月には中国でのVTuber運営も開始、2020年4月にはインドネシアでのVTuber運営も開始しており、現在は英語圏でのVTuberオーディションも開催しているとのことだ。
今回の資金調達は、所属VTuberのサポート体制や、英語圏等、海外でのVTuber展開の強化、さらにバーチャルライブ等、XR領域のサービス開発を目的として実施されたもの。
今後は、採用強化や社内連携の改善や、リアル空間でのライブ体験を補完できるようなユーザー参加型のバーチャルライブシステムへのアップデート等を図っていくことで、さらなる拡大を目指していくとしている。