JX通信社は、運営する速報ニュースアプリ「NewsDigest」上で、GPSによる位置情報機能を活用し、全国の新型コロナウイルスの感染事例が発表された場所を表示できる機能を開発、提供を開始した。

新型コロナウイルス感染症をめぐっては、行政による「外出自粛要請」の緩和(出口戦略)や、店舗の営業再開の動きが出てきている一方で、地域によっては感染場所をめぐる根拠のない噂やデマの拡散、風評被害につながる事例が増えつつあるという。

そこで、今回同社はNewsDigest内に、GPSによる位置情報を用いて現在地周辺で感染事例のあるピンポイントな場所をチェックできる機能を設置。

掲載する情報は、全て自治体や企業による正式な発表(一次情報)をもとにしており、正確な情報収集が可能とのことだ。

また、施設により消毒等の情報がある場合は、その旨も明記されているという。

なお、アプリ内の同機能で使用するGPS位置情報は、ユーザーが任意でボタンをタップした時点でのみ使用するため、「追跡アプリ」とは異なり、ユーザーの移動を追跡したり、移動経路を保存することは一切ないとしている。