変化の時代に活躍するビジネスパーソンのためのオンライン講座7選

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今年のビジネスシーンの中で起きた大きな働き方の変化として、リモートワークが挙げられるだろう。

遠隔で仕事を行う機会が増えたことにより、平均往復90分ともいわれる通勤時間が浮き、企業によっては商談や採用活動もオンラインで行うようになったところも多い。これまでの働き方と比較して、「仕事に充てられる時間や、家で行える活動について考える時間が増えた」というビジネスパーソンも多いのではないだろうか。

一方で、顔の見えない仕事現場では、アウトプット・成果にフォーカスが当たりやすくなる。業務においての必要・不必要のジャッジが進み、同時に人材に対しての評価基準にも変化を及ぼし始めている側面がある。

そうした状況では、「いかに質の高いインプットや自己研鑽ができたか」がビジネススキルの差を生み出す。ビジネス環境の劇的な変化をポジティブに捉え、成長のきっかけに変えていくべきだろう。

そこで今回は、各分野で実績ある講師陣を世界中から集めた、オンライン動画学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」で公開されている講座の中から、MBAでも扱われているビジネスにおける重要テーマを取り上げ、激動の時代に生きるビジネスパーソンのインプットに最適な講座を紹介する。

ビジネスパーソンのインプットに。7つのおすすめ講座

Udemyは、アメリカ生まれの世界最大級のオンライン動画学習プラットフォーム。プログラミングからビジネス分野まで、多岐テーマに渡る講座が約15万以上用意されている。

米サービスではあるが、2020年2月にはベネッセホールディングスから資金調達を発表し、日本での更なる展開も期待されるサービスだ。

会員登録は無料で、講座ごとに課金を行う方式(無料講座もあり)。ログインすると、膨大なコンテンツが用意されており、どれから視聴したら良いのか最初のうちは迷ってしまうかもしれない。

次項からは、ビジネスパーソンが実際に仕事に活かせるオススメ動画講座を7つセレクト。

※MBAホルダー監修のもとコンテンツを選定

「MBAでビジネスを学びたい、でも時間もお金もない」という方にUdemyがおすすめな理由

本題に入る前に、なぜ今回、Udemyのビジネスパーソン向けコンテンツを読者の方に紹介するのかについて触れておきたい。

通常、MBAを取得する多くの場合、仕事を休んで海外や国内の大学院で1~2年という時間をかけ、通学し学位を修める必要がある。そのため、MBAを取得したいと思いながら、費用や時間の面で諦めてしまっている方も多いのではないだろうか。そんなもやもやを抱えている方におすすめなのが、「Udemy」。Udemyの講師には、ビジネスの最前線で活躍してきた講師も多く講座を公開しており、MBAで学ぶような内容をより実践的に学ぶことができる。

一口にMBAといっても、扱うビジネス領域や内容は多種多様だ。経営理論だけでなく、現場で活用可能なマーケティングや組織人事、ファイナンス、法務など、誰もが普段の仕事で関わっている分野について学ぶことも多い。
そのため、「現在の専門分野を究めてキャリアアップを目指す」ことはもちろん、「専門分野を足がかりにして他の分野への知識を深め、キャリアチェンジを目指す」ことも可能だろう。そこで今回は、Udemy講座の中から、MBAを取得するなかで実際に学べるような内容のコンテンツを、厳選して紹介する。

では早速、講座をみていこう。

①【キーワード速習!】実践MBAアカウンティング&ファイナンス講座マスターコース


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<概要>
ビジネスパーソンが知っておくべき会計・ファイナンスの実践的な知識を、1日で理解することがゴールになった講座。全体で7.5時間、9セクションの充実した講義を通して、ビジネスにおける「数字」や「お金」の考え方を理解するためのトピックが盛り込まれている。

資金調達や財務分析、企業価値評価といったトピックが扱われているので、自社の評価だけではなく、例えば株式投資で上場企業のIR情報を読み解くなど、副次的なスキルも身につけられるような構成となっている。

<MBAホルダーが見たポイント>
最終的にはスタートアップの資金調達といったレベルの高い内容も含まれているが、起業を志していない人でも、経営指標が見られるようになることの意味は大きい。会社が発表している経営指標や、ニュースなどで目にする競合他社などの数値的な情報についても理解ができるようになると、同じビジネスでも印象や単なる売上高ではなく、収益構造やビジネスモデルといったより鋭い視点で見られるようになるだろう。

※セール期間は2020年5月14日まで

②【数字を味方につける:中級編】ビジネスの現場で使えるデータ分析


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<概要>
データマーケターとして抑えておくべきスキルの解説と、4つのトレーニングが約3時間のレクチャーでまとめられている。経営やマーケティングでどのようにデータを扱うべきかを知った上で、戦略構築に生かすことがゴールとなっている。

中級編ではあるが、冒頭に初級の振り返りも入っているので、自身のレベルチェックができる。場合によっては、初級から受講するのも良いだろう。

<MBAホルダーが見たポイント>
講座の中では、主な対象者として経営者やマーケターが挙げられているが、それ以外にも数字を扱うという意味で大企業の経営企画ポジションを志望する人にも向いている講座。マーケティングなど、いわゆる“現場”の中でデータ分析から戦略設計の立案のほか、データを活用してどのように役員などにプレゼンするか、といった課題にも対応している。

※セール期間は2020年5月14日まで

③米国MBA教授が教える起業からIPOまでMBAのすべて


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<概要>
世界各国のビジネススクールでも教鞭をとる講師が、世界トップ校で教えられている「MBAの真髄」を凝縮した講座。新規事業の立ち上げから資金調達、フレームワークやIPOなどを網羅的に解説している。

全体の授業時間は8時間に渡るが、個々のセクションが細かく分けられ、セッション毎にクイズ(小テスト)も用意されているので、時間をかけて学びやすい形になっている。

<MBAホルダーが見たポイント>
スタートアップから資金調達、IPOまでが網羅的に解説されており、今回紹介した動画の中でも、ビジネスの立ち上げ方やライフサイクルを理解するという意味で最もMBAらしい講座。MBAについて学びたいならこの講座から始めても良いかもしれない。受講する人のビジネス経験やインプットした知識によって受け取る意味や景色が変わってくるので、時間を置いて繰り返し見ることで自身の変化を確認することもできる。

※セール期間は2020年5月14日まで

④【ダイヤモンド編集部が厳選!】あなたのチームの創造力を強くする 10のフレームワークと思考法


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<概要>
「週刊ダイヤモンド」で好評を博した「新時代版ビジネスフレームワーク集」(2019年9月28日号)をベースにした実践的な講座。

世の中には多くのフレームワークが存在するが、それを「論理的思考」「創造的思考」の2つの観点から厳選。単にフレームワークを紹介するだけでなく、どのように使うのかまでが実践的に解説されているので、明日から使えるナレッジになるはずだ。

ボリュームも講座全体で1.5時間と、短い時間で集中的に学びたい人にとってもおすすめ。

<MBAホルダーが見たポイント>
情報が網羅的、かつ解説が分かりやすいので、企画や戦略設計、アイデア出しなど、アウトプットの質を高めるためにフレームワークを用いた思考をこれから身につけたい人に特におすすめ。MBAでも用いられることが多い「MECE※1」や「親和図法※2」といった考え方などをマスターすることができる。

※セール期間は2020年5月14日まで

※1:MECE(ミーシー、ミッシー)とは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、直訳すると、「お互いに重複せず、全体に漏れがない」の意。

※2:親和図法とは、未来の問題や未知・未経験の問題など、混沌として(はっきりしない問題の構造を明らかにして、問題の解決策を導き出す手法のこと。

⑤コーチングでメンバーが動き出す!リーダーシップ実践講座


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<概要>
リーダーシップにおける重要要素を「ビジョン」「コーチング(対話)」「行動支援」と定義し、それぞれを講師の体験やエピソードを交えながら解説する講座。

2時間とコンパクトだが、例えば最初に用意されている「リーダーシップチェックシート」など、単に講義を聞くだけでなく自分自身のことを見つめ直せるワークが多く用意されているので、身に付けやすい内容にまとめられている。

<MBAホルダーが見たポイント>
リーダーシップ論や人材マネジメント分野は、MBAでも人気講座。講座でも紹介されているように近年では、カリスマ性よりも、ビジネス環境に適応しながらスタイルを変えられることがリーダーの重要な要素だという。フォロワーに応じてどのようにマネジメントするか、その足がかりとしてこの講座が役立つだろう。

※セール期間は2020年5月14日まで

⑥【これだけでOK!】あらゆるビジネスに役立つ!はじめての実践マーケティング講座


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<概要>
マーケティング初心者に向けた実践的な講座。「そもそもマーケティングとは何か?」からはじまり、基礎的な理論と実践の両面から丁寧に解説されている。

また、講師がベテランのセールスライターということもあり、顧客の心をつかむコピーライティングのコツや、A/Bテストといったクリエイティブにおけるテクニックについても詳しく触れられているので、その点でも得られるものが多い。

<MBAホルダーが見たポイント>
マーケティング自体は手法の移り変わりが早いので、基礎的な内容を頭に入れたら常に情報をアップデートする必要がある。この講座はその入口として、マーケティングの輪郭をつかむために難易度と情報量が適切に調整されているため、初めてマーケティングに触れる人には特におすすめ。

※セール期間は2020年5月14日まで

⑦【ベストセラー著者が教える】組織でイノベーションを生み出す!「デザイン思考」実践講座~入門編


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<概要>
ここ数年で一気に知名度を上げたデザイン思考を、その専門家でありベストセラー著作も持つ現役コンサルタントが解説する講座。思考法、マインドセット、プロセスの3つのパートに分かれて、イノベーションを生み出すために必要な物事の考え方・見方についてまとめられている。

<MBAホルダーが見たポイント>
デザイン思考は、どちらかというとロジカル思考偏重でケーススタディが多いMBAとはある意味対局にある。そういったMBA的な思考と、デザイン思考のような右脳的な思考法はそれぞれメリットとデメリットがあるので、これらを相補的に組み合わせて使えるようになることは、商品開発や人事戦略の立案など、職種を選ばず現代のビジネスパーソンにとって非常に有意義だといえる。

特に講座の中で紹介されているワークは、手を動かして思考法を身につけるのに取り入れやすく、実践的なのでおすすめ。

※セール期間は2020年5月14日まで

機械学習からマーケティングまで。縦の学びと横の学びが両立できるUdemy

昨今、MBAに対して、「不要論」を唱える人も一部いる。

これは、「MBAを取れば何でもできる」という幻想のもとに、資格のみの視点で語られているからではないだろうか。様々なエビデンスに裏打ちされた経営理論とは反対に、デザイン思考やアート思考と呼ばれるような、右脳的な考え方が近年は人気だ。

だが、実際にはバランスが重要だ。日本のMBAにおいては、哲学をはじめとした教養(リベラルアーツ)の要素が足りていない、という指摘もある。そのため、冒頭に述べたように「変化の時代で生き残る人材」になるには、専門知識を「縦に掘り下げる」こともしながら、同時に少しでも知っている領域を「横に広げる」学びも欠かせない。

Udemyは現在、約5万7,000人の講師陣、50以上の言語によって15万以上の講座が用意されている。扱っているテーマも幅広く、DIYやクッキング、美容、写真撮影やデッサン、音楽といった趣味寄りのものから、今回紹介したようなビジネス分野(営業や財務会計、マーケティング、ソフトウェア開発、SEOやWebデザインなど)まで用意されている。

Udemy内の最安値で受講ができるキャンペーン実施中

そんなUdemyでは今、未来に向けて自己研鑽するビジネスパーソンを応援すべく、プロモーションを実施している。今回のキャンペーンは、Udemy内での最安値となる1,200円から購入できる。

今回の記事ではUdemyの全コンテンツを紹介することはとても叶わなかったが、ここまで紹介してきたような内容も含め、Udemyには多岐ジャンルにわたる講座や講師陣が用意されている。

ぜひこの機会にUdemyを活用して、大型連休明けのリスタートとして、新たな自身のスキルアップに挑戦してみてはいかがだろうか。

※セール期間は2020年5月14日まで

文:小野 祐紀
監修MBAホルダー:小川 達也

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