東急電鉄は、新型コロナウイルスに関連する感染症に関し、国土交通省や厚生労働省からの要請等を踏まえ、車両内換気のため出庫時に全車両で複数箇所の一部窓開けを実施していると発表した。
また、鉄道を利用する乗客に対する感染防止の取り組みとして、窓開け換気のほか、咳エチケットや手洗いなどの感染予防、ラッシュ時間帯を避けるオフピーク通勤を呼び掛けている。
具体的な内容として、以下の取り組みを実施している。
・車両内換気のため、出庫時に全車両で複数箇所の一部窓開けを実施、混雑時には車内アナウンスによる窓開け換気への協力を呼びかけ
・駅構内の施設・設備に対する除菌洗剤を用いた定期清掃(エレベータ、エスカレータ、待合室、階段手すり、券売機、精算機、旅客トイレ等)
・同社所属車両のつり革、手すり、握り棒等の定期消毒
・主要駅におけるアルコール消毒液の設置
・駅窓口におけるウイルス除去剤の設置
・旅客トイレにおけるハンドソープの設置およびハンドドライヤーの使用休止(ウイルス拡散防止のため)
・同社ホームページ、駅構内・車内放送等による乗客への告知案内
また、同社従業員の取り組みとして、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用、従業員の健康管理の徹底、感染および濃厚接触の疑いがある場合は、国・各都県・医療機関等の指示に従って対応するなどしているという。
同社は、引き続き利用者や従業員の安全を最優先に感染拡大防止に努め、政府の方針や行動計画に基づき、対応していくとのことだ。