レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyが、食材宅配サービスを開始することを発表した。
新型コロナウイルスの影響により、全国的に、食材宅配サービスにおける欠品や配送枠の不足が多発しているという。さらにこうした外出自粛が中長期に続く見込みが高いことから、クラシルは、食材宅配サービスの開始を決定するに至ったとのことだ。
まずは同サービスの第一弾として、株式会社農業総合研究所と提携し、特に欠品が相次ぐ野菜の宅配を開始。また、レシピ動画サービスの特徴を生かし、食品の配送と共に旬の野菜の食べ方や、ユーザーに人気の調理法をも提案する。
同サービスを提供することにより、外出自粛が続く中での「食材の調達」と「献立を決めること」という二つの悩みを一挙に解決していきたいとのことだ。
同社は「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の生産者と都市部を中心とした小売店をITでダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、これまでになかった新しい農産物流通システムを展開していきたいとしている。