東京都が、新型コロナウイルス感染症の陽性患者のうち、入院治療が必要ない軽症や無症状の人を受け入れる宿泊療養施設へ、最先端ロボットを導入すると発表した。

最先端技術を活用し、宿泊療養施設の生活をより安全で快適な環境とするため、掃除ロボットや入居時の出迎えロボット、入居者・看護師の負担軽減につながるスマホを活用した健康管理アプリケーションを、今後新たに開設する施設に試行的に導入するとのことだ。

掃除ロボットはAI清掃ロボット「Whiz」を採用。空間浮遊菌量の削減にも効果があり、職員の出入りが制限される“レッドゾーン”で活用するという。出迎えロボットには人型ロボット「Pepper」を採用。

また、健康管理アプリケーションとして、Microsoft Power Appsを導入するという。これにより、これまで担当職員が1日2回電話で確認し手作業で入力していたデータをシステム化により集約することが可能となる。

入所者にとっては、電話待ちや電話のやり取りの時間が無くなるなどの軽減が図られるとともに、データを自身の健康記録として残すこともできるようになるという。