日本マイクロソフトが、同社のクラウドサービスと AI を活用して、内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策」Web サイトの構築を支援し、同サイトに「新型コロナウイルス対策 FAQ チャットボット」を実装したことを発表した。

Microsoft 新型コロナ 内閣

同チャットボットは、新型コロナウイルスについて確認したいキーワードやメッセージを入力することで、AI による自動応答で必要な情報を入手できるというもの。

経済産業省、厚生労働省、総務省、法務省、文部科学省、内閣官房が各Webサイトで公表している新型コロナウイルスの症状や感染予防、臨時休校、補助金、休業手当など様々なQ&Aをもとに構築されている。

情報は随時更新され、利用者は、各省庁のWebサイトにアクセスすることなく、公的機関による情報を確認できるという。

内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策推進室と日本マイクロソフトは、 4月3日にチャットボット構築プロジェクトを開始。関係機関が監修しながら、チャットボットの開発、各省庁の新型コロナウイルス関連情報の取り込み、AI のチューニングやテストを行い、運用が開始された。

なお、現在はベータ版となっているが、今後も改良を進め、5月中旬を目途に正式版とする予定だという。

同社は、今後もさらにチャットボットによる対話形式の回答を拡充していくことで、新型コロナウイルスに対する、人々の疑問や悩みの解消に役立てていきたいとのことだ。