ファーストリテイリング、医療用ガウンやエアリズムを医療機関へ寄贈

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ファーストリテイリングが、新型コロナウイルス感染症対策への緊急支援として、アイソレーションガウン20万点とユニクロの機能性肌着「エアリズム」を、国内の医療機関向けに寄贈することを発表した。

医療現場で使用できる防護具の一種であるアイソレーションガウンは、中国の自社取引先工場から調達し、東京や大阪、神奈川など感染者数が多く報告されている都道府県と日本看護協会を通じて、新型コロナウイルス感染症に対応する全国の基幹病院などに寄贈するとのことだ。

なお、5月中旬を目途に、都道府県に提供できる見込みであるという。

また、ユニクロの機能性肌着「エアリズム」は、すでにヨーロッパや東南アジア各国で、現地法人を通じて医療機関などに寄贈しているとしており、防護服やガウンの下に身に着けることで、蒸れなどによる医療従事者の肉体的負担を緩和できるといった声が寄せられているとのこと。

この報告を受け、今回緊急支援の一環として、都道府県を通じて全国の新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関に提供するとしている。

同社は、3月26日に国内外の医療機関等へ医療用を中心にマスク1000万枚を無償で提供することを表明し、日本では、4月中旬に第一弾となる約35万枚を政府のマスクチームに寄贈済みで、5月中旬までに計100万枚超の提供が完了する予定であるとのことだ。

また、事業を展開する17の国と地域で、医療機関やホームレス、ドメスティックバイオレンス被害者など、社会的に脆弱な立場の人たちを支援する団体を対象に「エアリズム」や「ヒートテック」、ダウンジャケットなどの衣料提供、NGOなどへの寄付を実施している。

今後も同社は、服を通じて、すべての人の清潔で健康な日常生活に貢献することを目指し、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束に向けて必要な支援を実施していくという。

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