電通グループと電通国際情報サービス(以下、ISID)は、ソフトウェアエンジニアリングを核に先端技術を活用した協創型の事業開発支援を行う新合弁会社「Dentsu Innovation Studio Inc.」を米国サンフランシスコ市に設立したと発表した。

なお、新会社はISIDの子会社であるISI-Dentsu of America, Inc.(以下、ISIDアメリカ)のサンフランシスコ・オフィスの事業を引き継ぎ、事業開発支援を行う。

同社は、シリコンバレー企業と日本企業の架け橋となり、顧客と共に先端技術を活用した新規事業を創出することをミッションとし、DIIや電通ベンチャーズ、ISIDとも連携するという。

また事業開発など、多分野にわたるプロフェッショナルチームを擁し、技術・ビジネストレンドのリサーチから運用型開発を実践するグロースまでを、顧客のパートナーとして一貫して支援するとのことだ。

電通グループは、これまで電通内のR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」および電通ベンチャーズを通じた国内外のスタートアップへの投資により、投資先との事業開発を行うことでオープンイノベーションを推進してきた。

また、ISIDアメリカは、最先端のテクノロジー企業が集積するシリコンバレーにR&D拠点を構える日系企業に対し、サンフランシスコ・オフィスが中核となり、先端技術を活用したR&Dを支援するテクノロジーパートナーとして活動してきたという。

電通グループにおける投資機能やVC、スタートアップ、顧客ネットワーク、ISIDの持つ技術力・開発力を合わせることで、顧客の事業開発を加速させるための新会社を設立することにしたとのことだ。