ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、「新型コロナウイルス感染症まとめ」ページやスマートフォン版「Yahoo! JAPAN」または「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS版、Android版)の「Stay Home」タブにて、「特定警戒都道府県」に指定された13都道府県の移動自粛率を公開したことを発表した。
公開された13都道府県は、北海道、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県。
移動自粛率は、Yahoo! JAPANが提供するアプリ上で位置情報の利用を許可しているビッグデータを元に同社が推計したものであるという。
具体的には、2020年1月(正月3が日を除く)の平日と休日それぞれ1日の平均移動距離を都道府県ごとに算出し、該当日の平均移動距離がどの程度低減されているかを数値化している。
今回、Yahoo! JAPANが公開前に集計した2020年4月26日の数値では、13都道府県の減少率は17%~37%と都道府県ごとにバラつきがあり、不要不急の外出などの自粛を求めることの難しさがデータから推察された。
また、減少率の低い都道府県では、1月平均と比較しても、2割弱の減少率に留ままっている現状であるという。
Yahoo! JAPANは、ユーザーの位置情報を分析・推計し、減少率として可視化し公開することで、外出を控えるきっかけとなるよう、移動自粛率を公開したとのことだ。
同社は、今後も新型コロナウイルス感染症対策やその影響の分析に役立つ調査レポートなどの情報発信を行っていくとしている。