LINEと、エムスリーの共同出資により設立されたLINEヘルスケアは、全国の医師がすぐにでもオンライン診療を開始できるよう、コミュニケーションアプリ「LINE」のビデオ通話を活用した『オンライン診療マニュアル』を公開した。
オンライン診療マニュアルによるオンライン診療の取り組みは、厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」における時限的・特例的な取扱いが認められる期間のみにおいて、適用されるという。
同社は昨年12月より、オンライン健康相談サービス「LINEヘルスケア」をスタートしており、最近では医師への相談リクエスト数も増加しているとのことだ。
そこで、オンライン診療のための新しいシステムを導入する手間や追加費用をかけることなく、ユーザー(患者)とビデオ通話でコミュニケーションを図りながら診療するできるように今回のマニュアルを公開したとしている。
また、医療関係者が導入を検討する際のサポートも同時に実施するとともに、既存のオンライン健康相談サービスと連携させることで、必要に応じて“健康相談”から“診療”に移行することも可能になるという。
同社は全国の医師がよりスムーズにオンライン診療できるよう、新たなオンライン健康相談サービスの開発も進行し、今後もサポートを続けるとのことだ。