スペースマーケットは、損害保険ジャパンと共同で、スペースシェアの利用で被った損害を被害者が請求できるスペースシェア専用保険を開発し、4月から導入をスタートすることを発表した。

スペースマーケットでは、スペースを借りる人(ゲスト)による毀損等が発生した際に加害者を特定できず、被害者であるスペースを貸す人(ホスト)が保険金を請求できない事案あったという。

また、加害者から被害者に対する保険金支払いの請求がされたとしても書面での手続きが必要となり、被害報告から保険金支払いまで時間を要していたとのことだ。

今回これらの課題を解決するため、被害者であるホスト・ゲストが、自らが被った損害を請求できる専用保険商品(被害者補償型)を開発。

被害者が事故・トラブルの内容や保険金請求に必要な情報を保険会社にLINEで連絡できるサービスを付帯することで、保険金請求から損害の確認、支払先口座登録手続き完了までの期間を従来の2~3週間から最短30分に短縮することが可能になるという。

主な補償は、ホスト・ゲスト・シェアリングエコノミーサービス事業者が、サービス利用時、または利用後に判明した財物損壊や身体障害による損害、トラブルを解決するための費用。

また、第三者に対する法律上の賠償責任も対象とすることでシェアリングエコノミーサービスに関わるリスクを総合的に補完することができるとのことだ。

なお、スペース利用を通じて何らかのトラブルが発生した場合、損害額について1億円を限度(保険適用されるケースにより上限額が異なる)に補償するとしている。