航空各社がGW予約状況を公開 新型コロナ影響による5社の状況

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4月22日、航空各社が2020年度のゴールデンウイーク期間の予約状況を開示した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や緊急事態宣言を受け、航空各社の予約状況には大きな影響が出ている。国内の大手航空会社の予約状況に関しての発表は以下。

ANA

ANAは、4月29日から5月6日の予約状況を公開した。

国内線は、提供座席数を1,346,919席と前年比91.2%。現状の予約数は132,011人であるとし、前年比は10.9%の結果になっている。また、予約率は9.8%。前年差は▲72.1ptと大幅に減少しているとのことだ。

国際線においては、提供座席数を31,078席と前年比10.6%に設定。予約数は9,269人の、前年比3.9%まで減少。予約率は、29.8%、前年差は▲50.4ptであるという。

同社は、期間中の提供座席数に関しては、需要減退に伴う減便なども予定しているとのことだ。また、追加減便に伴って予約数も今後減少する可能性があるとしている。

JAL

JALグループも、4月29日から5月6日のデータを公開。

JAL、J-AIR、HAC、JTA、JAC、RAC各社合計の国内線の提供座席数は、361,558席と前年比33.2%。総予約数は、120,342人と前年比12.7%に。予約率も前年より▲53.7ptの33.3%に。

国際線(JALのみ)では、提供座席数が前年比5.9%の14,655席。総予約数は、前年比2.4%の5,132人。予約率も前年より▲50.9ptの35.0%に。

JALグループに関しても、予約状況は低調に推移。ゴールデンウイーク期間も含め、減便対応を実施しているという。

ジェットスター・ジャパン

また、ジェットスター・ジャパン(以下、ジェットスター)も同期間の予約状況を公開。

ジェットスターの国内線は、成田=新千歳、関西、福岡、那覇、新千歳―中部の5路線。全5路線の合計座席数は、16,920席、前年比は10.6%。予約座席数は8,876席と前年比7.5%となっている。また、予約率は前年差▲21.6ptの52.5%。

国際線は、前年7路線であったが、2020年夏季に運航予定であるのは、成田=上海、香港、台北、マニラ線、関西=マニラ線、中部=マニラ線の6路線となっている。なお、ジェットスターに関しては、国際線を2020年5月末まで運休するとのことだ。

スカイマーク

スカイマークの国内線は、提供座席数が前年比84.7%の181,602席、総予約数は前年比11.1%の19,482人であるとのことだ。予約率は、▲71.4ptの10.7%。

国際線の成田=サイパンは5月31日まで運休を発表している。

AIRDO

また、北海道の航空会社、AIRDOも提供座席数の前年比が82.9%、予約数は5,953人、予約率は前年差▲82.5ptの10.1%であるという。

これらの予約状況を見る限り、航空各社への経済的ダメージは多大となることが見て取れる。データはいずれも2020年4月29日から2020年5月6日のもの。

各社変更がある場合はそれぞれのホームページにて通知するとのことだ。

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