Googleの非営利団体向けプログラムであるGoogle for Nonprofitsが、対応国を拡大し、G Suite BusinessおよびEnterpriseエディションを使用する非営利団体に割引を提供すると発表した。
同プログラムが拡大することで、ポルトガル、ギリシャ、エストニア、ラトビア、リトアニア、ペルーの6か国にGoogle for Nonprofitsが導入されるという。
これによって、Google for Nonprofitsは57か国で利用可能になり、数千の対象組織がGoogleの非営利ツールにアクセスでき、新型コロナウイルス感染症拡大の中でも事業の継続ができるよう支援をしているとのことだ。
非営利団体は、G Suite for Nonprofitsを無料でアクティブ化し、Gmail、ドキュメント、カレンダーなどのアプリとオンラインで共同作業ができる。さらに、Google Meetの高度な機能は、2020年9月30日までG Suiteのすべてのエディションで利用可能となる。
また現在、多くの非営利団体が、スタッフとプログラムをオンラインのみの形式に移行する方法を学んでおり、それに伴い、クラウドストレージやセキュリティ、仮想コラボレーションに関する課題が生じているという。
非営利団体がG Suiteの高度な機能にアクセスできるようにするため、通常12ドルのG Suite Businessをユーザーあたり月額4ドルで提供する。さらに、通常は25ドルのG Suite Enterpriseもユーザーあたり月額8ドルで提供するなどの非営利割引を開始するとのことだ。
なお、G Suite for Nonprofitsは引き続き無料で提供するとしている。