東レは4月14日、日本国内向けに、マスク用不織布の供給体制を強化・拡充する方針を決定したと発表した。

東レグループは、海外子会社でマスク用不織布の増産を進めてきており、現在では国内の大手マスクメーカーを中心に、ひと月あたりマスク約3千万枚分の供給を行っている。

まずはこれら設備でさらなる増産を行い、日本国内メーカー向けの供給量を、5月からひと月あたりマスク約6千万枚にまで拡大させるとしている。

一方、日本国内では、東レ滋賀事業場内にある不織布試験設備の量産対応化検討に着手し、5月以降にひと月あたり最大でマスク約2千万枚分の国内供給体制確立を計画しているという。

加えて、医療防護服についても、国内外を含めた生産・供給体制を早期に確立し、日本国内に供給していくことを検討中としている。