アドビ、テレワークスキル調査を発表 スキャンツールで生産性向上

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アドビ システムズが、新型コロナウイルスの影響により初めてテレワークに取り組んだビジネスパーソンに対し、テレワークのスキルについて聞いた調査結果を発表した。

なお、同調査は都内に勤務し、過去1ヶ月以内に初めてテレワーク勤務を経験した20~69歳までのビジネスパーソン男女計800名を対象にインターネットで実施された。

今回の調査で明らかになった主な結果は以下の4点。

• 76.1%がビデオ会議などITツールを駆使するための「ITスキル」を保有していると回答
• 電子契約・電子署名・スキャンツールの活用者ほど、テレワークによる生産性向上を実感
• 21%の人が「テレワーク時のITツールの使い方を気軽に相談できる人が社内にいない」 20代(13.5%)に比べ50代では約2倍(25.5%)と、世代間ギャップも明らかに
• 生産性が上がる理想のテレワーク頻度は週3~4回

76.1%がビデオ会議などの各種ツールを駆使するための「ITスキル」を保有

今回の調査では76.1%の人がビデオ会議やファイル共有などの各種ツールを駆使するための「ITスキル」を身につけていると回答した。

また、71%の人が会社以外の場所で集中力などを維持するための「自己管理スキル」を、80.3%がオンライン上で同僚などとやりとりするための「コミュニケーションスキル」を身につけていると回答している。

生産性向上には電子契約・電子署名・スキャンツールの活用が鍵

ITツールを積極的に使ったと回答した人と、生産性向上を実感した人の関係を調べたところ電子契約サービスや電子署名、ペーパーレス化のためのスキャンツール等を積極的に利用している人の方が生産性の向上を実感していることがわかった。

ビデオ会議などのコミュニケーションツールに加えて、稟議や決済など対面での処理を減らすためのITツールも活用することが生産性の高いテレワークの鍵であると考えられるという。

21%がITツールで困った際、気軽に相談する人が社内にいない

テレワーク時にITツールなどの使い方で困ったときに、気軽に相談できる人が社内にいるかどうかを聞いたところ、21%の人がいないと回答。テレワークを導入する際の一つの課題になっていた。

また年代別傾向で見ると、年代が上がるにつれて相談する人がいないと回答する人が増え、40代以降においては約4人に1人(40代:25%、50代:25.5%)が相談できる人がいないと回答している。

生産性が最も上がるテレワーク頻度は週3~4回

テレワークで生産性が上がったと回答した352名に、生産性が最も上がると思うテレワークの頻度を聞いたところ、最も多かったのが「週3~4回(42.9%)」で、次いで「週2回(29.8%)」、「週5~6回(勤務日は毎日)(20.2%)」という結果となった。

(※)「テレワークスキルに関する調査結果」 概要
調査方法:インターネット調査
実施対象:800人<20代200名、30代200名、40代200名、50~60代200名>(都内に勤務し過去1ヶ月以内にテレワークに初めて取り組んだビジネスパーソン)
調査期間:2020年3月19日~24日

<参照元>
アドビ システムズ「アドビ、ビジネスパーソンのテレワークスキルに関する調査結果を発表

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