米Amazonが、食料品のオンライン注文が急増していることを受け、オンラインで食料品を購入する新規の顧客全員を待機リストに入れることを発表した。

同社によれば新型コロナウイルス拡大の影響に伴い、オンラインでの食料品販売の需要が急増。

需要拡大を受け、同社の食料品配達サービスを主に請け負う傘下のスーパーマーケット「Whole Foods Markets」では食料品の集荷を約80店舗から150店舗以上に拡大するなどの対策を講じ、オンライン販売の処理能力を60%増やしたが、サービス提供のリソースに限界が生じてきているという。

そこで同社はアマゾンフレッシュおよびWhole Foods Marketsにおいてオンライン注文を行った新規顧客を待機リストに追加し、徐々に配達できるリソースを拡大していく計画を発表した。

これらの課題を解決するため、Whole Foods Marketsの一部店舗は営業時間を調整し、オンライン食料品の注文のみに対応することとなる。さらにカリフォルニア州ウッドランドヒルズには食料品の配達注文のみを行うことに焦点を当てた一時的なオンライン専用ストアをオープンしたという。

同社は今後もさらに人員を増やし、食料品配達の処理能力を高めていくとしている。