TikTok、計3億7,500万ドル寄付 新型コロナ収束後の経済支援も
TikTokが、新型コロナウイルスの支援として合計で3億7,500万ドルの寄付を行うことを発表した。なおこれには資金提供として2億5,000万ドル、新型コロナウイルス収束後の経済支援として1億ドル相当の広告クレジットの提供、2,500万ドル相当の衛生情報に関する広告スペースの提供を含むという。
同社によれば2億5,000万ドルの資金に関しても、いくつかの救済基金に分割するとのこと。1億5,000万ドルは同社が設立する医療基金「TikTok Health Heroes Relief Fund」の助成金として提供され、同基金から医療スタッフ、医療物資、医療従事者に資金が提供される。
さらに、新型コロナウイルスの影響により大きな打撃を受けたミュージシャン、アーティストを含む人々への救済基金として4,000万ドルを利用し「TikTok Community Relief Fund」を設立。さらに同基金に1,000万ドルの寄付も行う。
また遠隔学習をサポートするために「TikTok Creative Learning Fund」を立ち上げ、こちらには教育者や専門家、非営利団体への助成金として5,000万ドルを提供する。
さらに同社はは直接の支援に加えて、NGO、保健当局、地方自治体が情報を提供するのを支援するために、2,500万ドル相当の広告スペースを提供。
新型コロナウイルスのパンデミックが収まった後、中小企業を支援するため、1億ドル相当の広告クレジットも提供する予定としている。
なお同社によれば、支援プログラムは今後数か月以内に世界中で展開する予定となっているが、保健当局からの事業再開に関するアドバイスに従って順次行っていくとのことだ。