ソニーは、ソニーの完全子会社であるSony Corporation of Americaが、中国のエンターテイメント企業Bilibilの発行済株式総数の4.98%の株式をZ種普通株式の新株引受により取得するための確定契約を締結したことを発表した。
なお今回の株式の取得の対価は約4億米ドル(約436億円)だという。
Bilibiliは、中国オンライン・エンタテインメント市場の消費を牽引するZ世代(1990〜2009年生まれの世代)を中心に強く支持されるプラットフォーム企業。モバイルゲームやライブストリーミング、プロフェッショナルユーザーが作成したビデオやアニメなどの動画配信を主力事業として成長しているという。
ソニーは、中国をエンタテインメントの分野における戦略的重要拠点の一つと位置付けているとしており、今回の投資もその一環とのこと。
さらに今回の株式の取得に関連してソニーとBilibiliは協業の実施に関する契約も締結した。今後、アニメーションやモバイルゲーム等を含む中国でのエンタテインメント分野における協業の可能性を追求することでも合意しているとのことだ。
なおこの株式の取得がソニーの2020年度連結業績に与える影響は軽微だとしている。