トヨタとBYD、電気自動車の開発を手掛ける合併会社設立

BYD トヨタ

比亜迪(以下、BYD)とトヨタ自動車(以下、トヨタ)が、2020年5月中を目途に事業を開始する。

同社らは、2019年11月7日に電気自動車の研究および開発に関する合弁会社の設立に向けた契約を締結して以降、両社で準備を進めてきた。今回、登記を完了し、新会社の「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社(以下、BTET)」を発足することを発表した。

BTETを設立するにあたり、董事長にトヨタの岸 宏尚氏が、総経理にBYDの赵炳根氏が就任。

新董事長の岸宏尚氏は、「新会社では、BYDとトヨタそれぞれの強みを持ったエンジニアがひとつ屋根の下に集い切磋琢磨しながらクルマづくりに取り組むことで、中国のお客様に喜んでいただけ、性能にも優れた電気自動車の開発を目指します」と述べた。

BYDとトヨタは、電気自動車の研究開発とその先の普及を通じ、顧客の幅広いニーズに応えられるよう努力していくとともに、中国における環境改善に貢献していきたいと考えているという。

なお、BTETの出資比率はトヨタが50%、BYDが50%。本社は、広東省深セン市に構える。

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