米ウォルト・ディズニーは、新型コロナウイルスに伴うロックダウン(都市封鎖)で財務が圧迫されており、一部従業員について無給扱いの自宅待機にするとBloombergが報じた。
ディズニーのテーマパーク、クルーズライン、店舗、映画スタジオのスタッフらは自宅待機の間、ヘルスケアなど会社の福利厚生制度を引き続き利用できるほか、2兆ドル(約216兆円)規模の米景気対策法により手厚い失業補償の受給対象にもなるとのことだ。
先月からディズニーは、アジアに続き米国とフランスにあるテーマパークを休園にしており、給料が支払われる期間について労働組合からより明確な説明を求められていたという。
そして同社は先週「18日まで支給を継続する」と回答した。
同社は映画公開を延期し、一部の映画作品のビデオ化を加速しているほか、新しいコンテンツのほぼ全ての制作を停止するなどの新型コロナ危機への対応を取っている。