携帯キャリアの大手と呼ばれるau、ソフトバンク、docomoの3社が、25歳以下の学生を中心とした世代を対象に、データチャージや追加データの購入を無償とする措置をそれぞれ発表した。
各社の発表では、いずれも新型コロナウイルス感染症の拡大防止による全国の各種教育機関の休校措置を踏まえた支援であるとしている。各社の発表は以下の通り。
au
auのKDDIおよび沖縄セルラーは、オンライン授業や各種教育コンテンツの利用を支援するため、データ定額サービス/料金プランでの月間データ容量超過後にデータチャージをした利用分のうち50GBまでのチャージ利用料金を無償にするという。
また、テザリングオプション利用料の無償化も発表。
なお、月の後半にデータチャージをした場合、一旦請求した後に、データチャージを利用した月の翌月以降の利用分の請求から減算となる場合があるとのことだ。
対象は契約者が25歳以下であり、指定のデータ定額サービスおよび料金プランに加入のユーザーであるという。期間は2020年4月1日から4月30日までの間であるとしている。
ソフトバンク
ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は、ソフトバンクとワイモバイルを対象とした措置を発表した。
KDDIらと同じく学生のオンライン授業でのスマホ活用を支援するため、ソフトバンクおよびワイモバイルのスマホやタブレット端末、Wi-Fiルーターなどを利用中の、25歳以下の個人を対象に、追加データの購入料金を最大50GBまで無償化するとしている。
また、ソフトバンクのスマホやタブレット端末などのテザリングオプションの利用料金の無償化を発表。
対象期間は4月3日から4月30日。今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、対象期間を延長する場合は、改めて通知するとのことだ。
ドコモ
NTTドコモ(以下、ドコモ)も、学生の通信環境を確保するため、「新型コロナウイルス感染症の流行に伴うU25向け支援措置」(以下、同支援)を実施することを発表。
同支援の対象者は、2020年4月1日時点の契約者または利用者の年齢が25歳以下かつ、対象プランを契約のユーザーであるとしており、同年4月および5月利用分の「スピードモード」ならびに「1GB追加オプション」を、50GBを上限に無償化するとのことだ。
なお、ドコモの対象期間は4月1日から5月31日までとしている。