Tモバイル、ソフトバンク傘下のスプリントと合併

ソフトバンクグループは、同社米国子会社であるSprint Corporation(以下「スプリント」)とT-Mobile US,Inc.(以下「Tモバイル」)の全ての対価を株式とする合併による取引が、2020年4月1日(米国東部時間)に完了したと発表した。

同取引の完了に関して、スプリント、Tモバイル、同社とDeutsche Telekom AGを含む同取引に係る事業統合合意の当事者間において、同取引の完了の条件として事業統合合意に定められたカリフォルニア州の公益事業委員会(California public utility commission、以下、CPUC)の最終的な承認の取得に関する要件が放棄された。

そのため、同取引の完了に必要なすべての規制当局の承認に係る条件が、2020年4月1日までに充足または放棄されたこととなり、同日付で同取引が完了した。

なお、CPUCの最終的な承認に関する条件は、3月11日にCPUCが同取引を承認する旨の決定案を発表したことを受け、当事者間において同取引に関してかかる最終的な承認の要否についての認否は行わずに放棄されているという。

同取引の完了に伴い、4月1日から、スプリントは同社の子会社ではなくなり、統合後の新会社であるT-Mobile US,Inc.(以下、新Tモバイル)が、株式の約24%を同社が保有する持分法適用関連会社となった。

また同日から、スプリント株式はニューヨーク証券取引所において取引されないこととなり、新Tモバイルの株式(ティッカーシンボル「TMUS」)がNASDAQ Global Select Marketにおいて取引されている。

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