トヨタ、デジタル領域を軸に中古車事業を強化

トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、認定中古車ブランドを「トヨタ認定中古車」に刷新するとともに、中古車におけるデジタル領域を強化するなど、中古車の仕入れから販売(小売り、卸売り)まで、全体を通じて中古車事業を強化することを発表した。

トヨタは、100年に一度と言われる大変革の時代、「モビリティカンパニー」への転換を目指し全国の販売店とともにより地域に根差した、新たな販売ネットワークの変革に取り組んでいるという。

現在、中古車事業においては、多くの利用者が購入検討時にWebを活用している現状であるという。この現状を踏まえ、同社はデジタル分野を中心に新たな施策を展開するとしており、メンテナンス体制や品質に加え、デジタル分野を強化することで、顧客の利便性を一層向上するとのことだ。

具体的な取り組みは、まず、利用者向け販売の強化について。認定中古車ブランドを「トヨタ認定中古車」へ刷新、デジタル領域の強化によるトヨタ公式中古車サイトの強化、オンラインで注文ができるサービスの開始、全国の店頭在庫を最寄りの販売店で商談・購入できるサービスの開始を挙げている。

続いて、仕入れの強化。これは、卸売り車両のトヨタグループ内流通の促進をするという。

また、販売を支える卸売りの強化にも力を入れるとし、オートオークション活性化による卸売りの強化、ならびに安心・安全な中古車の流通促進を考えているとのことだ。

同社は今後も、「すべての人に移動の自由を」ということを目指し、モビリティに関わるあらゆるサービスを提供するべく、取り組むとしている。

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