「Pokemon GO」などを開発・運営するNianticが、3D空間マッピング技術を有する6D.aiを買収したことを発表した。
同社は、6D.aiと共にダイナミックな3Dマップを作成し、新しい地球規模AR(拡張現実)体験を実現していくという。
6D.aiは、2017年に創立された。これまで、3次元再構成やARの永続性など、ARの基礎的な課題を解決するためのデベロッパーツールやコンピュータービジョンを基にした技術を開発してきた。
このARの技術は、Nianticが創り出す体験、そして今後共に協力を進めるプレイヤー・開発者のコミュニティにおいて、非常に重要な要素となるとしている。
Nianticは立ち上げ当初から、現実世界と並行したARの世界を作り上げることで、人々の日常に楽しさと冒険を提供することを目指してきたという。同社は、この実現へはAR技術の発展が不可欠であるとしており、現実世界を忠実に再現し、常にアップデートされていく最新の3Dマップがあってはじめて可能となるとしている。
6D.aiの深く専門的な知見と、著しい躍進を遂げたARの研究・開発を活用することで、同社は自社のミッションを果たしていきたいとのことだ。
また、プレイヤーには更に優れたAR体験を、開発者にはそれぞれが思い描くARの理想を実現する革新的なプラットフォームを提供していくとしており、同社は、6D.aiのチームと共に邁進していくとしている。