Airbnb Inc.(以下、Airbnb)の共同創業者でCEO兼コミュニティ担当最高責任者であるブライアン・チェスキーは3月30日、以下の施策を発表した。

まずはじめに、新型コロナウィルス(COVID-19)によるキャンセルの費用を負担するため、ホストに総額2億5000万ドルを支払うという。

ゲストがCOVID-19に関連する理由で、3月14日~5月31日の間にチェックインする予約をキャンセルした場合、Airbnbは、通常設定されているキャンセルポリシーに基づき受け取れたはずの金額の25%をホストに支払う。

これは、この期間中COVID-19に関連するすべてのキャンセルに遡って適用されるとのことだ。

続いては、1,000万ドルのスーパーホスト救済基金を設置するという。

この基金は、自宅をリスティングとして掲載・ホスティングをすることで、家賃や住宅ローンの支払いに当てているスーパーホストや、ホスティング収入が主な収入源で生活費のやりくりに苦労している長期の体験ホスト向けに設けられる。

今回、Airbnbの社員が、それぞれの自己資金から総額100万ドルを寄付。ブライアン・チェスキー(共同創業者及びCEO兼コミュニティ担当最高責任者)、ジョー・ゲビア(共同創業者兼Samara最高責任者)とネイサン・ブレチャージク(共同創業者兼CSO及びAirbnb China会長)は、残りの900万ドルを個人的に寄付することとのことだ。

最後に、過去に宿泊経験のあるゲストが、直接ホストに経済的な支援を行える仕組みを設けるという。

また、ゲストが過去に宿泊したリスティングのホストに、寄付金と併せて手紙を送ることができるようにすることも計画しているという。